甲府とも読める「Koo-fu」をあえて「クーフー」と読むのは「海外での呼びやすさ、覚えやすさ、山梨・甲府をイメージさせる」まさに産地ブランドの事です。
現在ここ山梨の産地独自で開発された純度95%のプラチナ合金の素材を「Koo-fu Pt950」と呼んでおります。独自の加工技術により、純度が95%でありながら従来のプラチナの硬さの2倍になっているのが特徴で、美しさとデザインの自由度を両立させた画期的な素材です。
「宝石の街甲府」「貴金属の山梨」といわれる宝飾品の製造を地場産業としてきた山梨県の産地の特性・素材・技術などを生かした商品開発プロジェクトであり、また新たな挑戦です。
プラチナ加工は、アジアでは日本だけなので、産地特有の加工技術を生かせる素材として、プラチ
ナに焦点を当てて、「プラチナ・フォーカス・プロジェクト」を展開しました。
そして純度の高いプラチナ加工が難しいために、産地としての技術の高さが活かす素材を開発しました。
「プラチナ・フォーカス・プロジェクト」の展開により、
プラチナ製品の技術力を核に、差別化を図るのと共に、認知度を高め、アピールを継続することにより、地域ブランドとしての地位を確立し、国内市場
に加え、グローバルマーケットを目指します。
又、プラチナ=甲府のイメージを告知して、消費者
の方々をはじめ、幅広く認知を高めることにより、産
地山梨の「山梨ブランド」を確立します。
山梨が産地として育って行く為、産地が推奨する商品として出して行かなければならないと考えて おります。 そしてこの産地の確立が、各社の活性化や、市場環境の改善へと繋がって行き、やがて将来への地場産業の発展へと繋がることを信じています。
「Koo-fu」ブランドの知名度向上と共に、甲府が宝飾品産地として消費者に認知されるためのストーリー作りが必要だと思います。実際に店頭に製品が並べられた時に、お客様に安心して商品をお求め頂き、そして誇りを持って山梨・甲府という産地名の冠をかぶされてこそ、地場産業として安定すると考えています。
正直、この「Koo-fu」のアピール度は、まだまだ足りません。 ですから小売店様をはじめ、消費者の方に「Koo-fu」の魅力を もっともっと知って頂くための機会を展開する働きかけをして、 この業界に携わる多くの人々のモチベーションを変えて行き、 それによって職人の技術が継承され、そして伝承されて人材を つくって行くことと、地場産業としての基盤の安定をもたらして行 くことを期待しております。
物・人・技といった「将来を創っていくこと」。
物づくりへの誇り、希望、そして若者達がそこへ集う。本物がそこにあるから!
「Koo-fu」とは「チャレンジ」と言う名の熱い想いなのです。
クーフー開発の裏側にはこんな熱い想いがあったなんて・・・!
さて、実際にクーフージュエリーを創っている現場の人たちのお話も聞いてみたいですよね。
それでは最初に、原型職人の「猪股」さんとキャスト職人の「星野」さんに聞いてみましょう。